ゆうちょ銀行のJPBANKカードのリボルビング払い・分割払い

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JPBANKカードのリボルビング払い・分割払い

金融機関のゆうちょ銀行では、「クレジットカード」「電子マネー搭載キャッシュカード」「デビットカード」「mijica(ミヂカ)」の4つのカードを提供しています。こちらでは、JPBANKカードのリボルビング払い・分割払いの説明をします。

 

買い物や食事の支払い時に利用できるクレジットカード。現金を持ち歩く手間がかからず、高額な商品も購入ができるため重宝している人も多いのではないでしょうか。一般社団法人日本クレジットカード協会の統計によると、平成28 年3 月末のクレジットカード発行枚数は、2億6600 万枚にのぼり、成人人口で割ると1人あたり2.5枚のクレジットカードを所有している計算になるそうです。

 使用できる場所も増加し、ますます便利になるクレジットカードですが、手持ちの現金がなくても商品やサービスを購入できるため、気がつくと毎月の返済額が高額になる危険性もあります。請求額を確認すると給与で支払うことのできる範囲を超えていたり、口座の残高が足りず利用額の引き落としができなかったり、といった経験をした方も多いのではないでしょうか。毎月の利用額を計算し、収入で支払える範囲に納めるのが理想ですが、高額な買い物をした場合や予定外の出費があった場合は、計画通りにはいかないもの。

 そんな時にお勧めなのが、ゆうちょ銀行のクレジットカード「JP BANKカード」でのリボルビング払いと分割払いです。

 リボルビング払いは、「リボ払い」とも呼ばれ、利用件数や利用額にかかわらず毎月決まった額を返済するシステムです。利用する際には、リボ払い加盟店で「リボ払い」と伝えるだけ。毎月返済する元金は最低5000円で、1万円単位で設定することができます。毎月の支払い額は、元金にリボ払いの手数料を追加したものになります。一般のJP BANKカードの場合、リボ払いには実質年率15.0%の手数料がかかるのですが、15.0%と聞いても実際にいくら支払うのかイメージが沸きづらいと思いますので、具体的な数字でご説明しますね。

 例えば5万円をリボ払いし、元金を1万円に設定したとします。手数料は毎月末のリボ払い未決済残高をもとに計算し、翌月の支払いに上乗せされるため、リボ払いの初回は手数料なしの1万円を支払い、2回目は手数料599円と1万円を足したもの、3回目は手数料489円と1万円を足したものを支払うことになります。元金の返済が進めば、未決済残高も減少するため、毎月の手数料も減少する仕組みです。

 年会費が高額なJP BANKゴールドカードの利用者は実質年率が12.0%と一般カードよりも優遇されます。また、一般カードであっても光熱水費や、電話・インターネットプロバイダなどの利用料金をクレジットカード払いにすることで、リボ払いの実質年率が優遇されるサービスがあります。クレジットカード払いに設定した数に応じて、0.5%ずつ最大3.0%の優遇を受けることができます。上記で説明した以外にも、新聞購読料やNHKの受信料、国民年金なども優遇の対象になります。

 電気、ガス、携帯電話の料金をクレジットカード払いにするだけで、1.5%の優遇が受けられるのは大きなメリットになります。クレジットカード払いにすることで、カードのポイントも貯まり、カタログギフトや提携企業のポイントに変換することもできますので、現在、口座振替や振込で支払っている方は、支払い方法の変更を検討してみてはいかがでしょうか。

毎月一定額を返済できるため、返済計画が立てやすいリボ払いですが、毎月の収入と支出にばらつきのある方の場合、「今月はもう少したくさん返済できそうだ」という月もあると思います。そんなときにお勧めなのが、自分でその月の支払い額を選ぶことができる「マイ・ペイすリボ」。事前に設定した最低元本を上回っていれば、残金の一部でも全額でも自分の好きな額を支払うことができるのです。

 例えば、5万円の買い物をして、毎月最低支払額5000円のリボ払いに設定していた方が、30000円の増額をしたとします。支払日には口座から3万5000円が引き落とされ、残りの返済額は1万5000円になる仕組みです。申し込みは電話で24時間可能ですので、支払い予定日の5営業日前までに増額の連絡をします。連絡をしなければ、最低支払金額が引き落とされますので、ご安心ください。また、振り込みによる臨時支払いも可能ですので、臨時収入があった時や別の出費が抑えられそうな際には、まとめて支払いをして残金、手数料ともに減らすのが賢い方法といえそうです。

 ところで、購入時には「1回払い」・「2回払い」・「ボーナス一括払い」を指定したものの、利用明細を見て驚いた経験はありませんか。以前、クレジットカードで購入したことを忘れていたり、店舗によってカード決済のタイミングが異なり、同じ月に予定外の請求が届いたりする場合もあります。そんな時には明細確認後にリボルビング払いに変更ができる「あとからリボ」がお勧めです。申し込みはインターネットの「JP BANKカードWEB」から可能で、支払い額の全部でも一部でも、自分の好きなだけをリボ払いに変更できます。なお、あとからリボを利用した場合も、毎月最低支払額の設定や手数料の計算は通常のリボ払いと同様になります。

 ここまでリボルビング払いについて説明をしてきましたが、もう少しわかりやすく、馴染みがあるのが分割払いではないでしょうか。これまでも車や大型家電などの購入時に分割払いを利用したことのある人も多いはずです。

 分割払いは3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36回の中から、支払い回数を選ぶシステムです。なお、24回以上の分割については、ゆうちょ銀行が適当と判断した時にのみ利用が可能ですので、ご注意ください。分割払いの場合、買い物をする際にクレジットカードを提示し、支払い回数を伝えることで手続きが完了します。分割払いにも手数料が発生し、利用代金に手数料を加えた額を支払い回数で割って請求されます。

分割回数が増えると手数料の算出基準となる実質年率も上がるため注意が必要です。支払い回数が3回の場合、実質年率は12.0%で利用代金100円あたりの分割払い手数料は2.01円なのに対し、10回払いの場合実質年率は14.25%で利用代金100円あたりの分割払い手数料は6.70円になります。なお、36回払いの場合は実質年率が14.50%で利用代金100円あたりの分割払い手数料は24.12円ですから、3回払いの12倍ということになります。

毎月の支払い額を少なくした方が、負担が軽いと思われがちですが、手数料を考えると必ずしもそうではないようです。自分の収入で支払いができる範囲で、なるべく支払い回数を少なく設定することが、賢く分割払いを利用する方法ではないでしょうか。

5万円以上の利用で1回払いを選択していたものについては、明細確認後に分割払いに変更する「あとから分割」もあります。明細に「B」と書かれた項目があとから分割の対象になり、インターネットや電話で申し込むことが可能です。

ここまでリボルビング払いと分割払いを説明してきましたが、いかがだったでしょうか。どちらも自分の収入の範囲で返済ができるため、ありがたいサービスですが、どちらが自分に適しているか分からない人もいるかもしれません。

リボルビング払いと分割払いの違いは、毎月の返済額と返済回数です。リボ払いは毎月の返済額を自分で設定し、分割払いは返済回数を決めることができます。リボ払いを利用していれば、想像を超える額の利用明細が届くことはありません。ただし、毎月の支払い額を少なく設定していればいつまでも支払いが終わらないという状況も生まれてしまいます。一方、分割払いは支払い回数が決まっていますが、短い期間で返済しようと思うと1回あたりの支払い額は高額になることもあります。

購入額や自分の収入と支出の計画をみながら、リボルビング払いと分割払いを使い分けて、賢くクレジットカードを利用したいものですね。

金融機関名ゆうちょ銀行
本店所在地東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー
電話番号
金融機関コード・銀行コード9900
支店コード(取扱店番号)010160
ホームページhttp://www.jp-bank.japanpost.jp/

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