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常陽銀行

常陽銀行は、茨城県水戸市に本拠を構え、「常銀」の名前で親しまれる地方銀行です。現在、東証1部に上場しています。常陽銀行はかつて茨城県を構成していた常陸国と下総国のうち、その全土が茨城県に含まれている常陸国の頭文字を1文字、そして、明るいを意味する語として陽という文字を組み合わせて常陽銀行という名称を取っています。その成り立ちは1878年創業の旧五十銀行と同じく1878年創業の旧常盤銀行が1935年に合併したことで誕生したのが始まりです。

かつての東京川崎財閥の系列であり、同じ川崎財閥系列の銀行を吸収合併している三菱東京UFJ銀行は親身な関係にあるとされています。2016年10月を目途に足利ホールディングスとの経営統合を予定しており、統合後は「めぶきフィナンシャルグループ」と改称、コンコルディア・フィナンシャルグループ、ふくおかフィナンシャルグループに次ぐ、国内第3位の地銀グループとなる予定です。

『地域の未来を協創するベストパートナーバンク』になることを目標として掲げており、今年度まで「協創力の強化」「顧客基盤の充実」「市場運用力の強化」「現場力の強化」「人材ポートフォリオの再構築」という5つの基本戦略のもとに成長を続けてきました。同行の強みは拠点を置いている茨城県の成長力にあると考えられています。まず、農業の面で茨城県は1730?の耕地面積を持ち、全国一の農業耕作地面積の比率を誇っています。

また、工業においても鹿島臨海工業地帯や日立製作所の企業城下町である日立市などを抱えていることから今後の産業の活性化が期待されています。交通においてはつくばエクスプレスの開業により都心との交通の便も良い立地として新規事業の立ち上げの増加も見込めるほか、可住面積も広いため、人の受け入れもできるという立地です。こうした茨城県の持つポテンシャルは県内において40%を上回る貸出シェアを持つ同行にとっては将来の成長要因として考えられるため、地域密着に力を入れる同行の戦略の追い風となっています。

常陽銀行の特色として、茨城県南部に位置するつくば市に構える研究学園都市支店が本店を凌ぐ規模を誇ることが挙げられます。同支店の活動地域は県内でも最も産業が成長する条件の整った場所でもあることから、これだけ力を入れていると見られています。また、東京でのシェア獲得、あるいは茨城県と東京都をつなぐサービスの提供のため、東京都中央区にある東京営業部も本店以上の規模となっています。

当然、茨城県内の他地域にも2つの町を除いて全ての市町村に支店を置いており、地元からも非常に高い支持を集めています。現在において常陽銀行は2つの地域活性化戦略を敷いており、一つは常陽地域復興プロジェクト「絆」と呼ばれるプロジェクトです。東日本大震災により茨城県内各地域も被害を受けており、その現在でもその傷跡は深く残っています。

例えば、観光客の水準が震災前に戻らない、風評被害で売り上げが低下してしまっている、工場が被災してしまい再起できない、次の震災への不安から資金を投資することにためらってしまう、など地域で実際に被災した人々は様々な不安を抱えています。そこで、資金供給、再生支援活動、太陽光発電事業の支援になどによるエネルギー支援、新事業創出を促す「常陽ビジネスアワード」、企業の復興、立ち上げを一貫して支援する新規事業「常陽新事業創業支援パッケージ『絆』」、また、観光面での復興支援として水戸の梅まつりなど各種イベントへの協賛を行っています。これらの活動を通じて、復興により被害を受けた地域経済の再建を目指しています。また、もう一つは地域密着型金融プロジェクトとして立ち上げられた「未来協創プロジェクト『PLUS+』」が挙げられます。

これは行内に地域協創部という部署を設け、顧客、営業拠点、本部各部、常陽産業研究所や常陽地域研究センターなどの関連各社、また、地方自治体などの外部機関などと包括的に連携するこというものです。これにより、地域の課題解決を通し、顧客、地域、常陽銀行グループの未来にとって「プラス」の側面をもたらすこと、「運用・調達・決済」という顧客の地域の経済活動に不可欠な機能にコンサルティング・ITという創造性を提供する機能を融合(プラス)させた「総合金融サービスの進化」を目指すことを目的として、地域の課題解決に向け、職務へのやりがいと活躍機会が広がる「プラス」思考を持って行動することを掲げています。

実際にこの活動の一環として常陽銀行では、「いばらき創生ファンド」「常陽地域協創ファンド」などの立ち上げによる資金支援や、「医療機関債」を取り扱うことによる地域医療の活性化という活動を行っています。これらの事業を核として、地域の復興を支援しながらも、新規事業・企業成長を支援し、将来の顧客を自らの手で育てていくという姿勢は、受け身が多い銀行にとっては非常に前向きな姿勢だと言えます。こうした点で高い評価を集める常陽銀行ですが、2016年後半からは「めぶきフィナンシャルグループ」傘下としての新たな企業活動が始まります。どのような戦略で経営統合の強みを生かしていくのか、市場の注目を集める常陽銀行に期待です!

全国の常陽銀行店舗一覧

全国の常陽銀行を都道府県別にまとめていますので、それぞれの地域をクリックして確認ください。

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