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中国銀行

中国銀行は、岡山県に基盤を置く地方銀行です。現在、岡山県の指定金融機関となっています。営業基盤は岡山県が最も強く、その他にも隣接している広島県、兵庫県、また、四国の香川県にも複数店舗を出店しています。その前身は、国立の第八十六銀行であり、中国銀行になる過程で、複数の中小銀行が合併しています。

まず、倉敷銀行を中心に複数の中小銀行が合併した第一合同銀行が誕生、この第一銀行が前述の第十八銀行と合併します。そして、この第一銀行と山陽銀行が合併して、中國銀行が誕生しています。さらに、後月銀行、香川銀行、中備銀行、岡山合同貯蓄銀行など様々な銀行を合併し、現在の中国銀行に改称、現在に至ります。

その歴史は古く、中国銀行設立からは85年の歴史ですが、創立から数えると135年もの歴史と伝統のある銀行です。現在、「あしたも、いっしょに」というスローガンを掲げて営業活動を推進する中国銀行は、2016年現在、2014年に掲げた中期経営計画である「ちゅうぎん Heart2014」の最終年度を迎えています。

この「Heart」というのは、「心」を込めるという意味が中心だが、各文字に意味が含まれています。「H」は「Hot」、日本語で「熱く」、「E」は「Energy」で「エネルギッシュ」、「A」は「Active」で「積極的に」、「R」は「Relation」で「関係性造り」、「T」は「Try」で、「取り組み続ける」というそれぞれの意味を含んでいます。メインテーマは、地域社会との相互発展であり、やはり多くの地銀が取り組んでいるように、出店の拡大のような「進出」型の戦略ではなく、地域密着型の戦略を打ち出しています。

ただし、その内容は保守的なものではなく、成長への強い気持ちが見て取れます。例えば10年後までに6.9兆円の資産を8兆円にするという施策であったり、マイナス金利に対応するための貸出強化で地元企業に対する貸出金を3年で2000億円増加させるという施策であったりと、様々な数字にその想いは現れています。

また、平成27年7月からはプライベート・バンキングデスクを新設しており、地元富裕層からの資金の取り込みにも一層力を入れています。また、各行が対応や研究を急いでいるFinTech(金融にIT技術を取り入れた新しいテクノロジー)の分野についても対応強化を明示しており、「ICTイノベーションセンター」と呼ばれる専門部署を設立、専門のFinTech担当者を設置しています。また、地方銀行一行だけでは研究にも限界があります。

そこで現在、中国銀行の他に、第四銀行、北洋銀行、東邦銀行、千葉銀行、伊予銀行の6行間で「TSUBASA金融システム高度化アライアンス」という形で連携し、人工知能を活用した顧客へのコンサルティング、スマートフォンアプリなどモバイル・チャネルの活用、新技術であるビッグデータを用いたマーケティング、また、それぞれの地域に特化した新サービスの開発など、あらゆる分野の研究において合同で取り組んでいくという締結を結んでいます。

中国銀行は前述したように、地域密着型の戦略を進めているところですが、同社のサービス内容からもそうした傾向は見て取れます。例えば同社が提供しているICクレジット、ICキャッシュカード一体型サービスの「DREAMe」は機能面ではキャッシュカード、クレジットカード、電子マネーなど他行のものと差がありませんが、一つ、地方銀行ならではの特色があります。それが「DREAMeデパート」というサービスです。

このサービスは、中国銀行が提携している店舗でこのDREAMeのカードを利用することで優待や割引を受けることができるというサービスです。この対応店舗はインターネットから調べることができるほか、スマートフォンアプリもリリースしており、その使い勝手は地元で好評を得ています。

また、スマートフォンアプリに限って言えば、アプリ内にて割引クーポンの配布なども行っており、FinTech分野への対応がいかに進んでいるかということも見て取れます。また、DREAMeのJCBカードを利用している場合に、併用できる晴れの国カードというサービスも特色あるサービスです。

このカードは、「Quic Pay」と「nanaco」の機能が一緒になった大変便利なカードです。「QuicPay」は後払い、そして、「nanaco」は前払いのため、もしnanacoで決済できなくてもQuicPayで決済ができるというように使い分けもできます。

このサービスは中国銀行が全国の銀行に先駆けて初めて導入したとされています。特に、このサービスの使いやすい部分は、DREAMeのJCBカードを持っていれば手続きをするだけでカードが郵送されるという点です。

新しくカードを作り直したりする必要がないので、気軽に申し込みをすることができます。地域に特化して、より便利なサービスの提供を目指して日々営業基盤の拡大に励む中国銀行ですが、2016年度は中期経営計画の最終年度です。

3年間の集大成としてどのような結果を出すのか、そして次年度からの方針としてどのような戦略を打ち出すのかは注目されているところです。歴史と伝統を受け継ぎながら、積極的な新サービスの展開で地元に愛される中国銀行の今後に期待します!

全国の中国銀行店舗一覧

全国の中国銀行を都道府県別にまとめていますので、それぞれの地域をクリックして確認ください。

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